神託を受けた聖戦士のための剣と盾……鍛冶神ヘパイストスの手になるこの武具は、かつてソフィーティアが邪剣破壊の旅に出た際に手にしていたものであった。二振りの邪剣ソウルエッジのうち片方を破壊した後、その役目を終えた剣と盾は、帰郷したソフィーティアによって神殿に奉納されていた。
奉納されてから時が経った今も神の加護は健在であり、秘められた神力だけで言えば現在ソフィーティアが持つ武具をも上回る。その力は天変地異を引き起こすことすら可能である。身体を動かすのが元々得意なカサンドラではあるが、剣技の心得を持たない彼女が歴戦の剣士と渡り合えるのは武器の加護によるものに他ならない。
聖戦士として神託を受けた姉ソフィーティアとは経緯も動機も異なるカサンドラは、聖なる武器と共にいかなる運命を切り開いてゆくのだろうか……?