イングランドの貴族バレンタイン家の娘として、本当の愛情に囲まれて育ったアイヴィー。
だが、その前途に陰りが差す。父親が散財と狂気の末亡くなり、ほどなくして母親も後を追ったのだ。
アイヴィーは父親が錬金術にのめり込み、不老不死の鍵ソウルエッジを追い求めていたことを知る。
そして、ソウルエッジが邪剣と呼ぶにふさわしい存在であることも。
許せなかった。こんなもののために父が狂ったなど――。
邪剣の破壊を誓った彼女は、それにふさわしい強力な武器を求めて、日夜、錬金術の研究を続けるのであった。