片手剣の形状と鞭の形状を行き来し、主の命に忠実に従って相手を切り刻む変幻自在の魔剣。のたうちながら敵に襲いかかるその姿は、まるで生き物のようである。 ソウルエッジ破壊を誓ったアイヴィーは錬金術によりこの剣を生み出した。だが、その神髄と言うべき部分に力を貸したのは、他ならぬ邪剣の持ち主、ナイトメアだったのだ。 事実を知らないアイヴィーは、今、気乗りしないながらナイトメアに協力している。だが、いつかはその時が来るだろう。彼女が真実を知る時が……。