琉球王国おかかえの貿易商だったマキシの父親。
交易先で異文化と接しながらも、家業と立場に縛られ自由な交流を許されなかった彼は、息子に口癖のように言い聞かせていた。
「広い世界を見てこい――」
父親の死をきっかけに、マキシは船旅仲間や同郷の友を集めて海賊・マキシ一家を結成する。
琉球に伝わる武術を身につけた頭領・マキシと、信頼の置ける乗組員たち。
何者にも縛られることなく自由に生きるため、彼らは船を駆って大洋へと出帆する。