ソウルエッジにまつわる戦いの記憶……かつて邪剣を握った者、その前に立ちふさがった者、あらゆる戦士達の記憶を邪剣は内奥に秘めている。
凝縮された戦闘の記憶は、邪剣を握る「持ち主」の戦闘術にも影響を与える。仮に「持ち主」が戦闘経験の乏しい者であったとしても、邪剣を握ればたちどころに歴戦の戦士と変わらぬ戦いぶりを見せるだろう。
これだけでも邪剣の「持ち主」と対峙した者を震撼せしめるに十分と言える。だが、忘れてはならない。部分的にではあるが、ナイトメアはソウルエッジの力を解放することができるということを。戦いの最中、蒼き悪夢が邪剣の力を放出したならば、それは致死の一撃を繰り出すために他ならないのである。
邪剣の「持ち主」が相手を倒し魂を喰らった時、その殺戮の記憶もまた塗り重ねられていく。血塗られた戦いの連鎖はどこまで続くのだろうか……。