邪剣に代わってジークフリートが新たに手にした大剣。 「鎮魂歌」の名には、ナイトメアとしての行状を悔い、贖罪を誓ったジークフリートの決意が込められている。みずから手にかけた父親への手向けとして、そして命を奪った多くの者への罪滅ぼしとして、彼は邪剣との決着を望む。たとえそれがどんな試練よりも困難なものだとしても、成し遂げられなければならないのだ。 覚悟を胸に孤独な道行きを選んだジークフリート。彼が救われる日は果たして訪れるのだろうか……。