戦国の世、音に聞こえた万字一族の忍。
その当代きっての使い手と言われたのが吉光である。
だが激動の時代にあって主を持たぬ万字一族の処世は、ある種の危険をはらんでいた。
一族を傘下にと望んだ時の権力者。その申し出を拒んだことにより、万字の里は焼き滅ぼされ、一族は皆殺しにされてしまう。
ただ一人の生き残りとなった吉光は、独特の忍術を駆使し、長きにわたり抵抗を続けた。
しかし多勢に無勢、絶望的な戦いの中、復讐を成さんがため吉光が望んだのは、並ぶものなき武器と言われるソウルエッジであった……。